ジェンダー

ダンプ講演終了

2日間にわたって、国際基督教大学のジェンダー研究センター、COEプログラム、性的マイノリティ学生団体シンポシオンの共催で行われたキリスト教とセクシュアルマイノリティに関する講演会が終わりました。今回講師は京都で活躍中の堀江有里さん、牧師でレズ…

1137598125*聖書の女性 (旧約篇)作者: カイパー,中村妙子出版社/メーカー: 新教出版社発売日: 1988メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

著者がまずすごい。 アブラハム・カイパー 1837年オランダに生まれ、父親の後をついで牧師となるがその後国会議員に。1899年にはオランダの首相となりキリスト教徒のみの内閣を実現。政治の一線を退いた後は説教者、聖書解釈者として活動。カルヴィニズムの…

ジェンダーの視点で読む聖書

1137598124* フェミニスト神学。 著者絹川にとっては、自らの経験(学問の世界において、元ICU学長の夫や、同じように勉強してきた男性たちが出世していくのを見ながら家庭中心の生活を送っていた自分がメインストリームに立てないことへの不満、教会の中…

1137598122*ウォレンティーノス派

彼らの神学において結婚は大きなテーマであるにも関わらず、解釈については曖昧なものしか残されていない。ウォレンティーノス派は、キリスト教的な結婚を一説では信徒たちに命じていたと言われている。彼らは結婚あるいは性交という行為自体そのものに善悪…

ペイゲルスの「アダムとエバと蛇」その2

グノーシス主義の続き グノーシス主義者たちのみにあらず、同時代のキリスト教徒たちは結婚(セックス)すべきか否か、という問題によって分裂していた。ペイゲルスはグノーシス主義キリスト教徒の中でも、主流派、急進派、ウァレンティーノス派の3つの派の…

アダムとエバと蛇―「楽園神話」解釈の変遷作者: ぺイゲルス,絹川久子,出村みや子出版社/メーカー: ヨルダン社発売日: 1999/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

ペイゲルスは、現代社会において結婚、離婚、同性愛、中絶、避妊、ジェンダーなど性現象(セクシュアリティ、とルビ)をめぐる著しい変化が特にキリスト教徒にとって伝統的な価値観を揺るがすものとして存在しているが、そもそもキリスト教徒が持っている伝…